建設業許可では意外と「建設国保」という言葉をよく耳にします。
この建設国保をまとめてみたいと思います。

建設国保とは?

全国建設工事業国民健康保険組合などの建設業者のための国民健康保険組合があり、

そちらで加入する国民健康保険を「建設国保」と言います。

つまり、建設国保とは国民健康保険の一種で、建設業に携わる方のみ加入することができます

※国民健康保険には
「市町村国保」と「職域国保」の2種類があり、建設国保は職域国保にあたり、
全国の建設業に関わる方、大工、とび、土工、造園、左官、板金といった職種の方が加入者です。

建設国保の加入資格

法人や常時5人以上の従業員のいる個人事業主は

原則として健康保険(協会けんぽ等)や厚生年金保険への加入が義務付けられていますが、

現在、建設国保に加入している事業主が常時5人以上の従業員を雇用した場合は、

事実の発生から14日以内に日本年金機構に健康保険被保険者適用除外の手続きを行うことで

引き続き建設国保に加入することができます。

※法人や常時5人以上の従業員を有する個人事業主の新規加入はできません。

建設国保のメリット・デメリット

【メリット】
・市町村国保にはない傷病手当金、出産手当金があり、死亡時に支払われる葬祭費の金額が高い
・現役の方の収入で成り立っているため、収支が安定している

【デメリット】
・従業員の負担が大きい
(協会けんぽ等の健康保険と異なり、会社負担分はなくすべて被保険者の負担となります)

建設国保とは?
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